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EVENT

モリカゲシャツのコト展

今年26年目となるモリカゲシャツさん。新しい取り組みとしてこの秋から卸売をスタートされます。毎年秋に展示販売会を開催していただいている当店も、いくつかのアイテムを継続的に取り扱わせていただくことになりました。そのお披露目の場として2階のショップスペースで「モリカゲシャツのコト」展と題したPOPUPを開催します。ぜひこの期間にモリカゲシャツさんのものづくりに触れてみてください。

モリカゲシャツのコト展
2023年9月7日(木) – 26日(火)10:00 – 16:30 ※毎週水曜日定休
CAFE LA RUCHE gallery(2F)
SHOPスペース


<モリカゲシャツのコト>


2022年、モリカゲシャツは25周年を迎えました。
25年間変わらないのはものづくりの考え方と方法です。
朝、市場に食材を仕入れに行って、その材料でメニューを考えるレストランのように、良い生地が見つかったら、その生地でデザインを考えて、裁断して、縫って、出来たら店に持っていく、一般的なファッションの作り方とは少し違いますが、トレンドや流行、マーケティングに縛られるのではなく、自分たちにとって新しくて良いものを考える、そんなものづくりを大切にしています。
また、裁断で残った生地は全て保管し、修理やパッチワークなどに使用しています。
生地を無駄にせず、着続けてもらう為の工夫と取り組みも25年間変わりません。


モリカゲシャツ http://mrkgs.com


1997年より代表の森蔭大介が地元京都でシャツの専門店として「モリカゲシャツ」をスタート。2003年より関東のお客様に会いに行こうというコンセプトで始めた「モリカゲシャツ東京」では、珈琲やお菓子、食事、トークなどの要素を取り込んだイベント形式のPOPUPが人気を博す。その後、2011年「モリカゲシャツ鎌倉出張所」を経て2016年「モリカゲシャツ東京レセプション」をオープン。京都と東京の2店舗とオンライン、POPUPSHOPで販売をしていたが、アイテムを絞って2023年秋より卸売もスタート。グルービジョンズ、BEAMSなど他社との協業や商品デザイン、一保堂茶舗東京丸の内店のユニフォームなどの製作も多数。染めかえ、リメイク、ハギレや残布を使った商品の開発、自社商品リユース(準備中)などデザインの視点から「使い続ける事」を提案。また、日本製のシャツをつくり続けるために、工場や職人さんの技術の継承にも力を入れている。

#モリカゲシャツ#MORIKAGESHIRT#シャツ

GALLERY

フィリップ・ワイズベッカー作品展 Philippe Weisbecker ‘WAGON’

「フィリップ・ワイズベッカー作品展」2021年以来、2回目となる作品展を開催させていただくこととなりました。前回、会期中に行けなかったという惜しむお声をたくさんいただきましたが、今回は夏休みシーズンの開催となりますので、ぜひこの機会に由布院へ足をお運びいただけましたら幸いです。暑さ厳しい中ですのでどうぞ気をつけてお越しください。よろしくお願い致します。

フィリップ・ワイズベッカー作品展
Philippe Weisbecker ‘WAGON’

フィリップ・ワイズベッカーはパリを拠点に活動するアーティストです。 日常の風景の中にある何気ないものを独特な感性で描く作品は、日本でも 人気が高く、虎屋のパッケージや東京オリンピックのアーティストポスター、 伊勢丹の包装紙など、多くの仕事を手がけています。 貨物車を描いた「WAGON」の作品を中心に、バラエティ豊かな作品を展 示します。また自作の家具のスケッチをまとめた新刊『MON MOBILIER』 とポスターも発表します。

日程 2023年8月3日(木) – 9月18日(月祝)
時間 10:00 – 16:30 ※毎週水曜日定休
場所CAFE LA RUCHE gallery(2F)
https://cafelaruche.jp
由布市湯布院町川上岳本1592-1
TEL:0977-28-8500

協力 888ブックス、Bureau Kida SARL.

EVENT

「伝えたい由布のもの」展 ー由布のこと・由布で織る布ー

明日から「ショップスペース」で開催します。素敵な野の布がラリューシュに続々と入荷しています。これから岡田さんのディスプレイがスタート。楽しみです。


ー CAFE LA RUCHE展示のお知らせ ー

東京から大分県由布市に移住してきて3年が経とうとしています。

この3年間に暮らしや仕事を通して、”様々な由布”を体感してきました。やりたいと思っていた布制作もやっとはじめることができました。

来週、展示させていただくCAFE LA RUCHEさんは、去年亡くなった大分に住んでいた祖母と初めて由布市の湯布院に来たときに、ランチをしたお店でした。

素敵なお店だなと思い「ここで食べよう」と祖母に伝えて。

その日、湯布院に行く途中に見た由布岳や麓の景色、緑に囲まれた家々そして金鱗湖のほとりのテラス席で食べたランチ

大分への移住を考えた時に思い出され、今では色々なご縁もあって由布市で暮らしています。

大分での展示は初めてだったので、由布市へつないでくれた大切な思い出と共にあるCAFE LA RUCHEさんで展示ができればと思い、お願いしに伺うと快くお返事してくださいました。

数年前にランチをしてから、今はそのそばに住み、布の展示ができること、なんとも感慨深いです。展示が決まった時からここまで楽しみにしていました。

CAFE LA RUCHEさんは金鱗湖のほとりのとても気持ちのよい空間です。

由布に住んでいる方にも、由布に来られたことがない方にも、自然に包まれたCAFE LA RUCHEさんを体感しつつ、展示も楽しんでもらえたら、うれしいです。

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CAFE LA RUCHE

「伝えたい由布のもの」展
ー由布のこと・由布で織る布ー

岡田鹿乃子

7.13 THU ー 7.18 TUE
10:00 ー 16:30

EVENT

水縞の文房具展

2023年4月27日(木) – 5月30日(日) 10:00 – 16:30
CAFE LA RUCHE Gallery(2F)

※会期中の休業日 定休日 毎週水曜
※5/3(水・祝) 通常営業
※5/13(土)貸切のため終日全館クローズ

東京・西荻窪の文房具ブランド「水縞(みずしま)」さんのポップアップイベントを開催いたします。水玉好きのデザイナーと縞々好きの文具店店主が二人の目線を通して製作、セレクトする、すこしビターな文房具ブランドです。使い方が自在に広がる「ハンコ」やイロイロな模様が楽しい「紙のもの」をご用意しています。ぜひお気に入りを探してみてください。

EVENT

三浦祥敬と衣巡り

◯4/8イベントのお知らせ

「五月女 寛 作品展」とジュエリーブランド「おしゃら」のPOPUPのオープニングに合わせて、1日限りのイベントを開催します。おふたりの共通の知人「三浦祥敬」さんのイベントです。

告知文だけでは計り知れないかもしれませんが、ご本人とお話ししながら、カラアゲを受け取りながら、いろいろ巡らせてお楽しみください。


三浦祥敬と衣巡り

4月8日(土) 11:00 – 16:00 

場所:湖畔の小屋(CAFE LA RUCHE隣)

※どなたでもカラアゲを受け取ることができます(なくなり次第終了)


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衣を纏う

僕は、16年前の中学生の時に、カラアゲをつくるのにハマった。美味しいカラアゲをつくりたいという「発作」のようなものだ。それからカラアゲづくりの発作は幾度となく起こり、大学時代には実験回数はピークを迎える。その名残りを受けて、大学を卒業してからも、1年に数回「揚げ欲」に抗えず、カラアゲ会を主催して自分の欲求を紛らわしてきた。

2021年、社会のあれこれに嫌気が差す。家賃、税金、年収の多寡を気にしてしまうこと。そういうものから脱出しようとしていた。掲げた言葉は宗教の文化で用いられる「お布施」。それから、泊まる場所、食べる物や食べる機会、お金などを頂きながら、「働きとお金を交換する世界」から降りて生きている。そのタイミングで「カラアゲの発作」が再び起こり、なぜかカラアゲを揚げては配る生活が立ち上がってきた。

そうするうちに白の作務衣を頂いた。そして、次第に布きれをもらうようになり、作務衣に縫い付けるようになった。他者との出会いが私をつくっている。

私にとっては、「作務衣に布を重ねていくこと」と「鶏肉に揚げていくこと」は、どちらも衣をつけていくという点で同じような営みだ。あがってくる流れに身を委ねると、モノが生まれ、行為が生まれ、それが流れ出していく。それは無価格の流れで、数値換算ができない。

今回の由布院の場では、「あがってくるままに」過ごす。出てくるものは、「自由になっていくフリー(FREE)な感覚」のお裾分けだ。

※ 翻訳: 由布院に来ると、4月8日カラアゲをお渡しします。

三浦祥敬


三浦祥敬(みうら・しょうけい)

https://lit.link/shoukei

1991年生まれ。京都大学を卒業間際に、創作に関心を持つ。2018年作家活動を開始し、曹洞宗大本山・総持寺にてアート・パフォーマンス「言霊のレストラン」を実施。2020年経済活動を止め、詩作を始める。2021年7月より現在に至るまで、宗教文化における贈与の行為「お布施」に焦点を当て、出会う方々に布の端切れ、食べ物や食べる機会、泊まる場所、お金などを頂きながら、全国をめぐる暮らし「巡礼生活」を実施。年間の半分を出会った方々の家に泊まり、一緒にご飯を食べている。特に、過去に頂いた作務衣に布の端切れを縫い付 けながら、常用する作品として身に纏う。 2023年からは自身の残金をオンラインで開示し、定期的に手持ちのお金を0リセットしている。趣味はカラアゲをお布施すること。